英語の語彙力を高めるコツ
むかし海外に留学していたのに…学校で何年間も英語を学んできたのに…
英語が話せない!
と悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
そんな皆さんのために5回に分けて英語学習のコツを書いていきます。
強引に覚えない
前回まで計3回に分けて文章を読むときのコツについて説明してきましたが、いろいろな本や文章を読むと一行に1回くらい知らない単語が出てくると思います。
短い文章で2,3個分からない単語があるならまだしも、長文で分からない単語を1つ1つ調べていては全部読み終わる前に日が暮れてしまいます。
そうなると「語彙力が足りない!」ということで単語を覚える作業に移る方が多いと思いますが、絶対に強引に丸暗記することは避けるべきです。
無味乾燥に単語が並んでいる単語帳で覚えても、所詮数日経てば忘れてしまいますから時間の無駄です。
その証拠に皆さんが学校で丸暗記させられた単語は、いまいくつ思い出せますか?
suicideって学校で習いましたが、どういう意味か分かりますか?
とりあえず知ったかぶり、文脈から推測
ということで強引に丸暗記するのは避けたとして、語彙力がないと会話も続きませんし、文章もよく理解できないし、で面白くありませんね。
そのような場合は主語と動詞で形成される「主役」と、前後にある知っている単語をヒントに推測したほうが手っ取り早いです。
例えば下記のようなQ&Aだといかがでしょう?
Q:Will I suffer from jet lag going from China to Japan?
A:No because my parents goes to China from Japan for business purpose all the time since 2010 and they have never experienced jet lag.
要するに「中国から日本へ行くときに時差ぼけで苦しみますかね?いや、大丈夫ですよ」というやり取りですが、もしもjet lagが時差ぼけだと分からなくても何となくの文脈で理解が出来ます。
しかもこのように文脈で覚えてしまえば、別の機会にjet lagが出てきても、「あぁあのときの!」と思い出せますよね。
したがって単語は丸暗記するのではなく、文脈の中で推測することが手っ取り早いです。
単語帳は音声付きを!
とはいえ、より多くの単語を覚えたい場合はやはり単語帳を使うこともあるでしょう。
そのときには目だけで覚えないことが重要です。
たとえばCDが付録で付いているもの。
英語の発音は日本語にない発音が多くあります。
頭の中でsuicideと分かっていてもネイティブは「すーぁさい」のような発音をします。
目だけで覚えてしまうと聞き取りのときに再度発音付きで単語を覚えなおす必要がありますから、二度手間ですね。
どうせ覚えるなら、スペルも発音も意味も一気に覚えてしまいましょう!
単語帳はCDやアプリが付録で付いているものをお勧めします。
いかがでしたか?
今回は語彙力を効率的に増やすコツについて説明しました。